史上最低キャラ!? 上弦の伍・玉壺

2021年3月6日

こんにちは。

今回は芸術家気取りでプライドが高く残虐非道の限りを尽くす、悪役らしい悪役、上弦の伍・玉壺です。通常、鬼に対しても鬼になった経緯を見ると同情するものですが、玉壺についてはそれらが無く、清々しいくらい最低なキャラを貫き通しています。そこがまた、玉壺の魅力かもしれませんね。ネタバレありで紹介します。

基本情報

人間時代の名前益魚儀まなぎ
身長・体重(壺入り状態)150~170cm、40~80kg
趣味壺作り、生き物改造
死地刀鍛冶の里
討伐者霞柱・時透無一郎

概要

十二鬼月の一人で「上弦の伍」を与えられた上級の鬼です。冷静に考えると精鋭12人の中の5番目ですから、かなり強いですね。見た目は壺と一体となっており、両目と口の位置が入れ替わったグロテスクな容姿をしています。

壺を使った空間転移能力には定評があり、情報収集にも力を発揮します。長年限られた人間しかその場所を知らなかった刀鍛冶の里を見つけたのは、玉壺の成果です。

人物

人間時代は漁村の外れに住んでいて、魚の死骸を集めたりして嫌がられていました。早くに親を亡くして水死体で見つかった際には美しいと感動したそうです。また、自分をからかいにきた村の子供を殺し、壺に詰めていました。それを知った子供の親が玉壺をメッタ刺しにして放置され、死にかけていたところを鬼舞辻無惨が通りがかり、鬼化しました。

鬼になってからは子供の肉を喰うのと、自分の体を改造するのが好きだったようです。また、彼は芸術家という一面があり、高い誇りを持っています。ただ、その芸術とは殺害した人間の死体を使って断末魔の様子を表現するような、常軌を逸したものでした。

血鬼術「壺を自由に移動し、水生動物を操る」

特徴手から生み出した壺を使った空間転移を得意としており、情報収集能力に長けている。
また壷から魚を模した化け物を生み出すことができる。追い詰められると脱皮して真の姿になる。

千本針 魚殺せんぼんばり ぎょさつ

巨大な2匹の金魚を生み出し、無数の針を吹き付ける。
この針は毒針となっており、これが刺さると体が痺れて自由を奪われる。

水獄鉢すいごくばち

大量の水で作り出した壺に敵を閉じ込める。
水の中であるため、「呼吸」を使って戦う鬼殺隊士には有効な技である。

蛸壺地獄たこつぼじごく

壺から巨大な蛸の脚を出現させる。蛸足での攻撃や、巻きついて拘束する。

一万滑空粘魚いちまんかっくうねんぎょ

10個の壺から毒を撒き散らすサンマのような魚を一万匹出現させる。
魚を斬ると体液が溢れて、触れると毒に侵される。

神の手かみのて

玉壺が真の姿を見せた時に使用する血鬼術。
生物・無生物を問わずその拳に触れた全てを鮮魚に変化させる。

陣殺魚鱗じんさつぎょりん

玉壺が真の姿を見せた時に使用する血鬼術。
四方八方へと跳ねて攪乱しながらの攻撃。非常に硬く強い鱗を持ち当たれば即死レベルの威力をもつ。

活躍

霞柱・時透無一郎 戦

偶然、刀鍛冶の里を訪れていた無一郎と対峙。「千本針 魚殺」で無一郎に毒を浴びせ、更に「水獄鉢」に閉じ込め溺死寸前にまで追い詰めました。しかし、自身を無視して刀を研ぎ続ける鋼鐵塚蛍に同じ"芸術家"としてのプライドが傷つけられたのか、対抗心を燃やして妨害工作に出ます。

しかし、幾度となく攻撃しても一心不乱に刀を研磨し続ける鋼鐵塚蛍に対して激しく嫉妬します。そのころ無一郎は過去の記憶を取り戻して痣を発現させた事で形勢は逆転します。

無一郎に「形歪んでない?」「左右対称に見えないよ。下っ手くそだなあ」とけなされた際には「それは貴様の目玉が腐っているからだろうがアアアア!!!!」と激昂しており、自身のセンスには自信を持っていたようです。

「一万滑空粘魚」も無一郎には効かず、真の姿になるも「霞の呼吸 漆ノ型 朧しちのかた おぼろ」で頸を斬られました。

まとめ

あまりフォロー出来るようなキャラクターではありませんが、玉壺が作る壺は実際高く売れていたようで、資金源としても鬼舞辻無惨からは一目置かれていたようです。無一郎との悪口合戦など、早くアニメで見たいシーンの一つです。